横浜市、東京ガス、三菱重工グループの3者が官民共同で行うCO2回収事業の実証実験がスタートした。横浜市のごみ焼却工場の排ガスから二酸化炭素(CO₂)を回収し、都市ガスの主成分であるメタンの生成に利用する。
鶴見区のごみ焼却施設から排出されるCO2を三菱重工グループが開発した装置で分離・回収し、東京ガス横浜テクノステーションでメタンに換える。1日当たり200キロの処理が可能で、最終的には1日当たり家庭約260世帯分のメタンができるという。将来的には、ごみ焼却による新たなCO₂発生をゼロにする計画だ。
実証実験は2023年度末まで実施し、メタン生成施設以外へのCO₂の活用も目指すという。