ブレード式風車はどんどん巨大化しており、ついに中国では羽長120メートルを超えるものまで現れた。しかし、大きな風車は強風に弱く、台風が吹けば倒壊のおそれがある。そして投資に対して短い耐用年数が過ぎれば長老朽化による事故の危険性があるし、撤去するにも莫大な費用がかかる。
そういったブレード式風車の課題を解決するために、空気の流れの差によって引っ張られる力「マグナス力」を利用した風車を国内ベンチャーのチャレナジー社(東京都墨田区・清水 敦史社長)が開発している。すでに何種類かのサイズを作って稼働しており、必要な発電量に応じて選択できる。